現場施工型CIPPの品質管理とは

工場で製造される製品とは異なり、現場で施工技術者が硬化装置を使用して規定のプロセスを経て最終製品(更生管)を製造するため、特に規定のプロセスを経ているか、施工技術者の技術力、現場管理者の管理能力に左右されがちです。

保証制度御提案書
現場施工型CIPPの欠点をカバーして現場で常に良質な品質を確保するためには、メーカー(SGC)と施工会社がそれぞれの責任分担されている項目を確実に守って施工を行う必要があります。

 FRP内面補強工法・各工法の特殊性

 1.部分補修工法(熱硬化、光硬化)
   1) 両端がある
   2) 標準40cmの更生幅
   3) 管きょに直接密着させる

 2.取付管ライニング工法
   1) 工場含浸により均一した品質(材料毎に製造証明書添付)
   2) 樹脂だれが極めて少ない
   3) 光硬化装置による硬化管理
   4) 施工チャート紙印字


 施工後の品質管理(追跡調査)
 

各工法の特殊性はありますが、特殊性を踏まえて施工後の施工物が下水道管きょ内において、当初決めた通りの流下機能・止水機能等を有しているかを確認する必要があります。
平成14年度より毎年抜取り追跡調査を行っており、追跡調査の結果により、
   1.トラブル率が極めて少ない。(推定トラブル率1,000ヵ所に1ヵ所、0.1%以下)
   2.施工物を強制的に剥がして、施工物の強度試験(JIS K 7171)結果、
    20年で短期保証値以上である。
 
この結果を踏まえて、2006年(平成18年)5月よりメーカーが出荷している材料代の一部を積立て、「10年間・20年間製品保証制度」をメーカー・施工会社・FRP協会の3者協力により開始しておりましたが、さらに2016年(平成28年)4月より、追跡調査結果等により「30年間製品保証制度」へ変更してまいります。


 30年間製品保証制度の内容とは
  30年間保証とは (2006年5月以降に施工された物件について)
    1. 自治体様との協議により、10年目以降(2016年5月)、20年目以降(2026年5月)追跡調査を行い、トラブルがあれば無償で再施工を行う。
追跡調査費用:TVカメラシステムまたは目視で追跡調査を行う。
再施工費用:材料代はメーカー(SGC)負担。施工代は施工会社負担。
    2. 会社が倒産の場合は、全額SGC(積立金)より支払う。
トラブルとは:主に施工物が剥がれたり、切断されていたり、座屈していたり、浸入水が止まっていない場合が対象です。浸入水が滲み出ていたり、浸入水の跡がある場合等は、管きょの劣化等も考えられるため、範囲外として協議事項と致します。
 
  保証前の物件について
    過去(2006年5月以前)に施工された施工物の品質管理も確実なものにしていくため、5年以上経過した物件について自治体様との協議により抜取り追跡調査を毎年全国で数百ヵ所行い、トラブルがあれば無償で再施工を行う。
(追跡調査費用・再施工費用は10年目、20年目と同様とする)
 
  保証適用工法
    1. FRP内面補強工法(熱硬化)
FRP内面補強工法(光硬化)
    2. FRP光硬化取付管ライニング工法
 
  保証書の発行について
    1. 自治体様へ施工会社(FRP工法協会員)より主旨説明をさせて頂き、賛同された自治体様へ施工終了後、保証書を施工会社・メーカー協同で提出致します。
    2. メーカー(SGC)が販売した材料には自動的に保証がついていますが、基本的には「保証 書が発行された施工場所」と「メーカーより購入した機材、メーカーより出荷された材料、FRP内面補強工法として、FRP工法協会員が施工したもの」と限定させて頂きます。
    3. 免責事項
1) 天災時のトラブル
2) 不可抗力によるトラブル
    4. 10年目・20年目の追跡調査時期については、施工会社・メーカーより自治体様へご連絡致します。
 
  認識番号添付について
   

追跡調査時にTVカメラシステムで工法の認識番号が確認できるよう、施工時にIDプレートの添付を推奨しております。

  (例)工法名 − 施工年月日 − 施工会社名 − ロット番号

以上、本制度はあくまで品質管理の向上、メーカーならびに施工会社のコンプライアンス(企業倫理の遵守)の観点に立ち、メーカー(SGC)・施工会社・FRP協会の3者が協力して、下水道管きょのインフラの整備・維持の一助となればという制度ですので、自治体様のご協力・ご利用の程をよろしくお願い申し上げます。


 保証書サンプル
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