CIPP・現場施工型工法の場合も、一般的な工業製品同様、当初作成、製造された機能を何十年間保つためには、何年か毎に定期メンテナンスを行い、不具合が発生していれば改良、改善を施すことで、長期間の耐久性を保って使用できます。(定期メンテナンスを行わなければ、長期間の耐久性は保証されないのが当たり前とも言えます)
このため、当工法が取り扱っている施工物におきましては、3年毎定期的に施工物の追跡調査を行うことにより、一般的な工業製品同様の品質を確保することが、施工会社、メーカーおよび協会の責務と考えております。

    追跡調査6 (2015〈平成27〉年度〜2018〈平成30〉年9月)

    追跡調査1 (2002〈平成14〉年7月)

    追跡調査2 (2004〈平成16〉年6月〜7月)

    追跡調査3 (2005〈平成17〉年6月〜10月)

    追跡調査4 (2008〈平成20〉年7月〜10月)

    追跡調査5 (2011〈平成23〉年10月〜2012〈平成24〉年11月)

    追跡調査5 (東日本大震災後、2011〈平成23〉年11月)

1)  TVカメラ調査
118箇所(内 切り取り6箇所)

@ 北海道・東北地区
調査箇所 調査方法 工法 施工年 経年 調査管径 調査数
TV調査 切り取り調査
福島県
西白河郡中島村
熱硬化 平成8年 21年 Φ200 7

A 関東地区
調査箇所 調査方法 工法 施工年 経年 調査管径 調査数
TV調査 切り取り調査
埼玉県越谷市 熱硬化 平成24年 6年 Φ250 3

B 中部・北陸地区
調査箇所 調査方法 工法 施工年 経年 調査管径 調査数
TV調査 切り取り調査
石川県加賀市 熱硬化 平成6年 22年 Φ200 1
福井県敦賀市 光硬化 平成11年 17年 Φ250〜Φ300 11

C 関西地区
調査箇所 調査方法 工法 施工年 経年 調査管径 調査数
TV調査 切り取り調査
兵庫県神戸市 光硬化 不明 不明 取付管LP Φ150
本管VP Φ250
79
兵庫県神戸市 光硬化 平成17年
平成22年

5、10年

更生管 Φ250 7

D 中国・四国地区
調査箇所 調査方法 工法 施工年 経年 調査管径 調査数
TV調査 切り取り調査
愛媛県松山市 光硬化 平成15年 15年 Φ250 3

E 九州地区
調査箇所 調査方法 工法 施工年 経年 調査管径 調査数
TV調査 切り取り調査
福岡県久留米市 熱硬化 平成18年 12年 Φ200 7
合計 118箇所
TVカメラ調査の結果
6地区の7市町村において、FRP内面補強工法で施工した補修箇所の施工後6年〜22年経過した本管部・接続部37箇所をTV調査した結果は、経年による不良・不適箇所は見られず、補修目的である浸入水・クラック等の補強対策等十分に機能を保持していることが確認できた。
特に今回は、福島県西白河郡中島村と石川県加賀市で調査当時、経年21年、22年の補修箇所を調査することができたが、高圧洗浄後にカメラを入れた ところ、どちらの箇所にも変色も見られず端部の樹脂が補修材端部を防護し良好な状態であった。
また、取付管については兵庫県神戸市鈴蘭台において調査を行った。残念ながら布設年月日が不明であるが、異常なくライニング管として十分機能を維持していることが確認された。

1) 北海道地区・東北地区(福島県西白河郡中島町)

@ TV調査内容 (調査日/平成30年1月、施工方法/熱硬化)
調査管径 調査スパン 管種 補修年 経年
ø200 4スパン VP 平成8年 21年
調査箇所数 施工内容 補修目的
7箇所 本管部 4 止水・補強
接続部 3

A 切り取り調査内容 (調査日/平成30年1月、施工方法/熱硬化)
調査管径 切り取り箇所 管種 補修年 経年
ø200 1 VP 平成8年 21年

平成8年度に施工した4スパン6箇所のFRP内面補強箇所は、右記表に示す通り経年21年後においても、異常、不良箇所は見られず当初の補修目的(クラック補強)を維持していることが確認された。端部の樹脂も補修材端部を防護し、安定した状態を維持している。

φ200mm 熱硬化工法

TVカメラ調査(経年21年)熱硬化  

切り取り後の
復旧施工状況
切り取り後の
復旧施工
切り取り後
(端部の状態)

補修材の剥離 ハガレ 侵入水 クラック その他
異常なし 異常なし なし なし 異常なし

2) 関東地区(埼玉県越谷市)

@ TV調査内容 (調査日/平成30年6月、施工方法/熱硬化)
調査管径 調査スパン 管種 補修年 経年
ø250 1スパン HP 平成24年 6年
調査箇所数 施工内容 補修目的
3箇所 本管部 止水・補強

A 切り取り調査内容 (調査日/平成30年6月、施工方法/熱硬化)
調査管径 切り取り箇所 管種 補修年 経年
ø250 1 HP 平成24年 6年

平成24年度に施工した1スパン3箇所のFRP内面補強箇所は、下記表に示す通り経年6年後においても、異常、不良箇所は見られず当初の補修目的(クラック補強)を維持していることが確認された。表面のガラス布目が見られるが、ガラスクロスと不織布によって樹脂が含浸されていて物性強度の問題はない。

φ200mm 熱硬化工法

TVカメラ調査(経年6年)熱硬化  

切り取り施工 切り取り後 切り取り後
(クラック部に樹脂注入)
切り取り後の
復旧施工

補修材の剥離 ハガレ 侵入水 クラック その他
異常なし 異常なし なし なし 異常なし

3) 中部・北陸地区@(石川県加賀市)

@ TV調査内容 (調査日/平成28年7月、施工方法/熱硬化)
調査管径 調査スパン 管種 補修年 経年
ø200 1スパン HP 平成6年 22年
調査箇所数 施工内容 補修目的
1箇所 本管部 止水・補強

A 切り取り調査内容 (調査日/平成28年7月、施工方法/熱硬化)
調査管径 切り取り箇所 管種 補修年 経年
ø200 1 HP 平成6年 22年

平成6年度に施工した1箇所のFRP内面補強箇所は一体型であったが、剥離も無く、下記表に示す通り経年22年後においても、異常、不良箇所は見られない。また、切り取った後クラック部にFRP樹脂が注入されているのが確認された。クラック部の止水・補強、及びクラックの拡大を防止し、内面補強の役割を果たしていることがわかる。
補修材の変色も見られず端部の樹脂が補修材端部を防護し良好な状態である。

φ200mm 熱硬化工法

TVカメラ調査(経年22年)熱硬化  

切り取り施工 切り取り後 切り取り後
(クラック部に樹脂注入)
切り取り後の
復旧施工

補修材の剥離 ハガレ 侵入水 クラック その他
異常なし 異常なし なし なし 異常なし

3) 中部・北陸地区A(福井県敦賀市)

@ TV調査内容 (調査日/平成28年9月、施工方法/光硬化)
調査管径 調査スパン 管種 補修年 経年
ø250〜ø300 6スパン HP 平成11年 17年
調査箇所数 施工内容 補修目的
11箇所 本管部 6 止水・補強
接続部 5

A 切り取り調査内容 (調査日/平成28年10月、施工方法/光硬化)
調査管径 切り取り箇所 管種 補修年 経年
ø200 1 HP 平成11年 17年

平成11年度に施工した6スパン11箇所のFRP内面補強箇所は、右記表に示す通り経年17年後においても、異常、不良箇所は見られず当初の補修目的(クラック補強)を維持していることが確認された。施工後17年経過しているが、樹脂の剥離、摩耗等見受けられず良好な状態を保持している。

φ200mm 光硬化工法

TVカメラ調査(経年17年)光硬化  

 
切り取り後 切り取り後の復旧施工  

補修材の剥離 ハガレ 侵入水 クラック その他
異常なし 異常なし なし なし 異常なし

4) 関西地区(兵庫県神戸市)

@ TV調査内容
(調査日/平成27年9月※1、施工方法/光硬化)
(調査日/平成28年1月※2、施工方法/光硬化)
  調査管径 調査スパン 管種 補修年 経年
※1 取付管 ø150 79スパン LP、VP 不明 不明
※2 ø250 5スパン LP 平成17、22年 5、10年
調査箇所数 施工内容 補修目的
79箇所 取付管 自立
7箇所 接合部 止水・補強

平成17、22年度に施工した一体型材料を使用した5スパン 7箇所において異常、不良箇所は見られず下記表に示す通り経年5、10年後においても、当初の補修目的(クラック補強)を維持していることが確認された。
取付管接合部付近の一体型補修材料を用いた箇所はスカム等の付着、表面のガラス布目が見られるが、剥離、摩耗等は見られず良好な状態であることがわかる。

補修材の剥離 ハガレ 侵入水 クラック その他
異常なし 異常なし なし なし 異常なし

φ250×150mm 光硬化工法

 
(経年10年)
一体型 異常なし
(経年5年)
一体型 異常なし
(経年5年)
一体型取付管側
異常なし
 

また、取付管ライニングにおいても、シワ等は施工時のもので樹脂表面の異常は見られない。

φ150mm 光硬化取付管ライニング工法

(内面) 異常なし   (内面) 異常なし  

5) 中国・四国地区(愛媛県松山市)

@ TV調査内容 (調査日/平成30年1月、施工方法/光硬化)
調査管径 調査スパン 管種 補修年 経年
ø250 1スパン HP 平成15年 14年
調査箇所数 施工内容 補修目的
4箇所 本管部 3 止水・補強
接続部 1

A 切り取り調査内容 (調査日/平成30年1月、施工方法/光硬化)
調査管径 切り取り箇所 管種 補修年 経年
ø250 1 HP 平成15年 14年

平成15年度に施工した1スパン4箇所のFRP内面補強箇所は、下記表に示す通り経年14年後においても、異常、不良箇所は見られず当初の補修目的(クラック補強)を維持していることが確認された。樹脂の剥離、摩耗等も見られず、良好な状態を維持していることがわかる。

補修材の剥離 ハガレ 侵入水 クラック その他
異常なし 異常なし なし なし 異常なし

φ250mm 光硬化工法

TVカメラ調査(経年14年)光硬化  

 
切り取り前 切り取り後   切り取り後の復旧施工  

6) 九州地区(愛媛県松山市)

@ TV調査内容 (調査日/平成30年9月、施工方法/熱硬化)
調査管径 調査スパン 管種 補修年 経年
ø200 1スパン HP 平成18年 12年
調査箇所数 施工内容 補修目的
7箇所 本管部 4 止水・補強
接続部 3

A 切り取り調査内容 (調査日/平成30年1月、施工方法/光硬化)
調査管径 切り取り箇所 管種 補修年 経年
ø200 1 HP 平成18年 12年

平成18年度に施工した1スパン7箇所のFRP内面補強箇所は、下記表に示す通り経年12年後においても、異常、不良箇所は見られず当初の補修目的(クラック補強)を維持していることが確認された。また、切り取った後クラック部にFRP樹脂が注入されているのが確認され、クラック部の止水・補強、およびクラックの拡大を防止して内面補強の役割を果たしていることがわかる。

補修材の剥離 ハガレ 侵入水 クラック その他
異常なし 異常なし なし なし 異常なし

φ250mm 熱硬化工法

TVカメラ調査(経年12年)熱硬化  

切り取り施工 切り取り後
(クラック部に樹脂注入)
  切り取り後
(クラック部に樹脂注入)
切り取り後
(クラック部に樹脂注入)

切り取り後の復旧施工  

FRP補修材の切り取り調査
イ) 曲げ試験(JIS K 7171)の結果 単位:N/mm2
資料 供試体の採取場所 経年
(調査当時)
曲げ試験値 (平均) 短期保証値
曲げ強度 曲げ弾性係数 曲げ強度 曲げ弾性係数
@ 福島県西白河郡中島町 21年 94 6,000 88.3 5,900
A 埼玉県越谷市 6年 173 9,970
B 石川県加賀市 22年 116 7,630
C 福井県敦賀市 17年 148 7,070
D 愛媛県松山市 14年 201 6,640
E 福岡県久留米市 12年 176 8,410
※ (株)G&U技術研究センター 試験結果より

ロ) 経年による曲げ弾性係数の推定値
6地区で切り取った供試体は、施工後下記の経年経過していて、その各々の基本物性値の劣化推定値は、FRP内面補強工法の材料(標準T)クリープ試験結果の回帰式を使用して推定値を求める。  
1) 経年時の曲げ弾性係数保持率の回帰式
  Y=−4.3952X+97.41(JIS K 7116試験結果より)
            Y:経年時の曲げ弾性係数保持率 (%)
            X:経年時間 (log 分)
2) 経年時の曲げ弾性係数の推定値を求める。
  経年時の曲げ弾性係数推定値= 短期保証値(5,900N/mm2)×弾性係数保持率(%)
3) 修繕のFRP補修材は、土被り・地下水位等より材料の曲げ弾性係数によ り補修材の厚みを長期曲げ弾性係数を使用して厚みを検討するために、経年時の曲げ弾性係数の劣化度がクリープ試験の回帰式(劣化線−−−−理論線)に対しどの様な状態かを確認するためです。

資料 供試体の採取場所 経年
(調査当時)
工法 経年 クリープ 経年時推定値 試験値
log 分 保持率 (%) N/mm2 N/mm2
@ 福島県西白河郡中島町 21年 熱硬化 7.043 66.4 3,918 6,000
A 埼玉県越谷市 6年 熱硬化 6.499 68.8 4,059 9,970
B 石川県加賀市 22年 熱硬化 7.063 66.3 3,912 7,630
C 福井県敦賀市 17年 光硬化 6.951 66.8 3,941 7,070
D 愛媛県松山市 14年 光硬化 6.867 67.2 3,965 6,640
E 福岡県久留米市 12年 光硬化 6.800 67.5 3,983 8,410
@〜E曲げ試験結果は、いずれも経年時曲げ弾性率(理論値)を上回る試験値である。

現場採取試験供試体 写真
@福島県
西白河郡中島町
A埼玉県越谷市 B石川県加賀市 C福井県敦賀市
D愛媛県松山市 E福岡県久留米市    


ハ) 物性試験の結果
平成17年度に全国8地区、また平成24年度同じく全国8地区での切り取り調査を実施し、今回も全国6箇所の切り取り調査を実施し、石川県加賀市、福島県白河郡中島村の2地区では経年21年、22年での調査であったが、物性値のクリープ劣化は大きな変化は無い結果となった。
また、経年6年〜17年の資料においても、顕著な劣化現象は見られず、いずれも短期保証値(曲げ強度・曲げ弾性係数)を上回る結果となった。

切り取り調査のまとめ

第6回切り取り調査の結果は、第5回切り取り調査(平成24年度)と同様に、調査6地区全て経年(6〜22年)による補修材のクリープ劣化は、短期保証値を上回る結果であった。
本来補修材の物性値は経年によってクリープ劣化するが、本調査では顕著な劣化現象は見られない結果となった。JISの長期クリープ試験は、水中・気中試験とも、試験供試体(平板・リング)に一定の荷重を架け応力状態でのクリープ試験であり、FRP内面補修材は既設管きょの内面に部分的に補修されていて補修材に常時応力が発生することが少ないために、JISクリープ試験(理論値)より劣化度が少ないと考察される。
経年20年の現場は2件で資料数は少ないが、十分20年の材料耐久性能を維持できていると判断され、FRP内面補強工法は、修繕(補修)の定義から必要耐用年数を求められないが、管きょの補強対策として長寿命化に必ず寄与出来ていると検証される。
当協会では今後も本調査を継続して補修材のクリープ劣化を追及していく方針である。

FRP内面補強工法(熱硬化)
TV調査 カッターではがし中
浸入水Aランクが出てきた
カッターではがした後

FRP内面補強工法(光硬化)
TV調査 カッターではがし中 カッターではがした後
取付管口部分は取れなかった

年 数 種 類 曲げ弾性率  
通常試験 光硬化 8,840N/mm²  FRP内面補強工法
 規格値(短期保証値)
 曲げ弾性率 5,900N/mm²
熱硬化 9,320N/mm²
6年目 光硬化 8,550N/mm²
9年目 熱硬化 9,420N/mm²

調査結果:
(1) TV調査…はくり、はがれがない
(2) 施工物をカッターではがした時、浸入水Aランクを9年間保持していた

はがした施工物にJIS K 7171曲げ試験を行ったが、曲げ弾性率については、通常試験値と同じであり、6年目、9年目でも劣化進行はしていなかった。

以上の結果により、6年目(光硬化)、9年目(熱硬化)でも機械的物性は保持しており
●両端がある
●管きょに直接ライニング材を付着させている

という特徴はあるが、10年間以上の耐用年数が保持できるといえます。

1.ø250(HP)補修箇所(浸入水 B)、熱硬化 3.ø250(HP)補修箇所(浸入水 C)、光硬化
4.ø350(HP)
補修箇所(クラック B、浸入水 B)、熱硬化
8.光ファイバー敷設後の部分補修、光硬化

調査結果:TV調査ではくり、はがれ等、特に問題点は見あたらなかった。

No. 施行日 経 年 地 区 箇所数 管 径 本管 一体型
1 平成5年 11年 中部地区 10 ø250 (10)    
2 平成9年 7年 中部地区 16 ø250 (1) (15)  
3 平成10年 5年 四国地区 25 ø250 (24) (1)  
4 平成11年 5年 東北地区 14 ø200、ø250、ø350 (13) (1)  
5 平成11年 5年 九州地区 19 ø250 (17) (2)  
6 平成12年 4年 中部地区 4 ø250 (1) (3)  
7 平成13年 3年 中部地区 8 ø250 (7) (1)  
8 平成14年 2年 関東地区 6 ø250、ø300 (6)    
      102件          

@ 北海道 A 東北 B 関東 C 中部
D 北陸 E 関西 F 中国 G 九州

資料名 地 区 名 経年 切り取り試験値(平均) 短期保証値
曲げ強度 曲げ弾性率 曲げ強度 曲げ弾性率
@ 北海道 (北海道) 6年 132 8,320 88.3 5,900
A 東北 (宮城県) 9年 156 9,420
6年 127 8,550
B 関東 (茨城県) 8年 95.1 6,320
C 中部 (愛知県) 12年 147 9,420
D 北陸 (福井県) 6年 153 8,810
E 関西 (大阪府) 4年 145 6,590
F 中国 (鳥取県) 5年 123 7,490
G

九州

(宮崎県) 8年 123 7,100
 @〜G材料の経年曲げ弾性率の試験値は、推定値を上回った結果である。

  熱硬化工法 光硬化工法 光硬化取付管
ライニング工法
施工箇所 本管部 接合部
(一体型)
本管部 接合部
(一体型)
調査現場数 9 6 11 9 7
調査スパン数 51 38 119 106 ――
調査箇所数 99 22 63 94 265
既設管径 ø250〜ø450 ø250
ø300
ø250 ø250 ø150
ø200
既設管種 ヒューム管 ヒューム管 ヒューム管 ヒューム管 ヒューム管
施工年 平成5〜18年 平成11〜15年 平成11〜15年 平成11〜18年 平成12〜18年
経年 15〜2年 9〜5年 9〜5年 9〜2年 8〜2年
調


剥離 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし
ハガレ 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし
クラック 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし
浸入水 異常なし 一箇所
浸入水跡
一箇所
浸入水跡
一箇所
浸入水跡
異常なし
木根 異常なし 異常なし 一箇所侵入 一箇所侵入 異常なし
その他 経年15年の
材料異常なし
経年9年の
材料異常なし
経年9年の
材料異常なし
経年9年の
材料異常なし
3箇所の部分座屈
(閉塞なし)

1) 北海道地区

@ 調査内容 (調査日/平成20年8月、施工方法/熱硬化)
調査管径 調査スパン 管種 補修年 経年
ø250 1スパン ヒューム管 平成15年 5年
ø300 1スパン 平成16年 4年
ø400 4スパン 平成16年 4年
補修目的 調査箇所 施工内容 調査箇所
内訳
土被り
クラック 21箇所 本管部 19 1.25〜
3.10 m
浸入水 接合部 2

ø250(HP) 補修箇所(本管部) 熱硬化 経年4年

ø250(HP) 補修箇所(取付管接合部) 熱硬化 経年5年
一体型施工 (浸入水跡) 取付管 側視 取付管口 側視

2) 東北地区

@ 調査内容 (調査日/平成20年9月、施工方法/熱硬化)
調査管径 調査スパン 管種 補修年 経年
ø250 6スパン ヒューム管 平成17年 3年
補修目的 調査箇所 施工内容 調査箇所
内訳
土被り
クラック 31箇所 本管部 25 1.60〜
3.00 m
浸入水 接合部 6

ø250(HP) 補修箇所(取付管接合部) 熱硬化 経年3年

3) 関東地区

@ 調査内容 (調査日/平成20年7月、施工方法/熱硬化・光硬化)
調査管径 調査スパン 管種 補修年 経年
ø300 1スパン ヒューム管 平成11年 9年
ø400 3スパン 平成12年 8年
ø150
ø200
5スパン 平成12年 8年
補修目的 調査箇所 施工内容 調査箇所
内訳
土被り
浸入水
クラック
24箇所 本管部 13 1.50 m
接合部 4
浸入水 取付管 7

ø150・200 取付管ライニング 光硬化 経年8年

ø300(HP) 補修箇所(本管部) 熱硬化 経年9年

4) 中部地区

@ 調査内容 (調査日/平成20年8月、施工方法/熱硬化)
調査管径 調査スパン 管種 補修年 経年
ø250 1スパン ヒューム管 平成5年 15年
補修目的 調査箇所 施工内容 調査箇所
内訳
土被り
浸入水 B 10箇所 本管部 10 1.00〜
3.60 m

ø250(HP) 補修箇所(取付管接合部) 熱硬化 経年15年
(平成16年8月 調査) (平成20年8月 調査)

5) 関西地区

@ 調査内容 (調査日/平成20年8月、施工方法/光硬化)
調査管径 調査スパン 管種 補修年 経年
ø200 18スパン 塩ビ管 平成18年 2年
ø150
補修目的 調査箇所 施工内容 調査箇所
内訳
土被り
浸入水 54箇所 接合部 27 2.00〜
3.50 m
取付部 27

ø200(塩ビ) 補修箇所(接合部) 光硬化 経年2年

ø200(塩ビ) 補修箇所(取付部) 光硬化 経年2年
経年2年後の状況 (内面)

A 調査内容 (調査日/平成20年9月、施工方法/光硬化)
調査管径 調査スパン 管種 補修年 経年
ø150 81箇所 ヒューム管 平成12年 8年
ø250 35スパン ヒューム管 平成13年 7年
ø150 96箇所
ø250 40スパン ヒューム管 平成14年 6年
ø150 44箇所
ø250 13スパン ヒューム管 平成15年 5年
ø150 10箇所
補修目的 調査箇所 施工内容 調査箇所
内訳
土被り
浸入水 377箇所 本管部 27 2.00〜
2.50 m
接合部 62
取付管 231

ø250(HP) 補修箇所(本管・接合部) 光硬化 経年6年
(木根 侵入) 本管部 (木根 侵入) 接合部 材料端部より木根侵入

ø150(HP) 補修箇所(取付部) 光硬化 経年7年

6) 中国地区

@ 調査内容 (調査日/平成20年8月、施工方法/熱硬化)
調査管径 調査スパン 管種 補修年 経年
ø250 16スパン ヒューム管 平成11年 9年
ø300
補修目的 調査箇所 施工内容 調査箇所
内訳
土被り
浸入水 40箇所 本管部 29 2.00〜
2.80 m
接合部 11

ø300(HP) 補修箇所(接合部) 光硬化 経年9年

7) 四国地区

@ 調査内容 (調査日/平成20年7月、施工方法/光硬化)
調査管径 調査スパン 管種 補修年 経年
ø250 13スパン ヒューム管 平成11年 9年
補修目的 調査箇所 施工内容 調査箇所
内訳
土被り
浸入水 24箇所 本管部 23 2.00〜
2.50 m
接合部 1

ø250(HP) 補修箇所(本管部) 光硬化 経年9年

8) 九州地区

@ 調査内容 (調査日/平成20年7月、施工方法/熱硬化)
調査管径 調査スパン 管種 補修年 経年
ø250 13スパン ヒューム管 平成11年 9年
補修目的 調査箇所 施工内容 調査箇所
内訳
土被り
浸入水 19箇所 本管部 16 2.00〜
2.50 m
接合部 3

ø250(HP) 補修箇所(本管部) 光硬化 経年9年

ø250(HP) 補修箇所(接合部) 光硬化 経年9年

1)  TVカメラ調査
283箇所(内 切り取り8箇所)

@ 北海道・東北地区
調査箇所 調査方法 工法 施工年 経年 調査管径 調査数
TV調査 切り取り調査
札幌市厚別地区 熱硬化 平成14年 10年 Φ250 3
仙台市・高崎町他 熱硬化 平成16年 1〜9年 Φ250〜Φ700 53
福島県須賀川市他 熱硬化 平成14年 5〜12年 Φ150〜Φ500 73

A 関東地区
調査箇所 調査方法 工法 施工年 経年 調査管径 調査数
TV調査 切り取り調査
埼玉県越谷市 熱硬化 平成14年 10年 Φ200 2

B 中部・北陸地区
調査箇所 調査方法 工法 施工年 経年 調査管径 調査数
TV調査 切り取り調査
愛知県豊明市 熱硬化 平成5年 19年 Φ250 97

C 関西地区
調査箇所 調査方法 工法 施工年 経年 調査管径 調査数
TV調査 切り取り調査
大阪府富田林市 光硬化 平成13年 11年 Φ250 11

D 中国・四国地区
調査箇所 調査方法 工法 施工年 経年 調査管径 調査数
TV調査 切り取り調査
愛媛県松山市 光硬化 平成10年 14年 Φ250 23

E 九州地区
調査箇所 調査方法 工法 施工年 経年 調査管径 調査数
TV調査 切り取り調査
福岡県宗像市 熱硬化 平成18年 6年 Φ250 18
合計 280箇所
FRP補修材の切り取り調査
イ) 曲げ試験(JIS K 7171-2008)の結果 単位:N/mm2
資料 供試体の採取場所 経年 曲げ試験値 (平均) 短期保証値
曲げ強度 曲げ弾性係数 曲げ強度 曲げ弾性係数
@ 札幌市厚別区内 10年 128 6,600 88.3 5,900
A 宮城県富谷町内 7年 120 7,210
B 福島県須賀川市内 9年 124 7,970
C 埼玉県越谷市 10年 146 8,820
D 愛知県豊明市 20年 123 7,790
E 大阪府富田林市 11年 176 8,470
F 愛媛県松山市 14年 133 6,840
G 福岡県宗像市 6年 151 9,050
※ (株)G&U技術研究センター 試験結果より

ロ) 経年による曲げ弾性係数の推定値
資料 供試体の採取場所 経年 工法 経年 クリープ 経年時推定値 試験値
log 分 保持率 (%) N/mm2 N/mm2
@ 札幌市厚別区内 10年 熱硬化 6.720 67.8 4,000 6,600
A 宮城県富谷町内 7年 熱硬化 6.565 68.5 4,041 7,210
B 福島県須賀川市内 9年 熱硬化 6.674 68.0 4,012 7,970
C 埼玉県越谷市 10年 熱硬化 6.720 67.8 4,000 8,820
D 愛知県豊明市 20年 熱硬化 7.021 66.5 3,923 7,790
E 大阪府富田林市 11年 光硬化 6.762 67.6 3,988 8,470
F 愛媛県松山市 14年 光硬化 6.866 67.2 3,964 6,840
G 福岡県宗像市 6年 熱硬化 6.430 69.1 4,076 9,050
@〜G曲げ試験結果は、いずれも経年時曲げ弾性率(理論値)を上回る試験値である。

現場採取試験供試体 写真
@札幌市厚別区内 A宮城県富谷町内 B福島県須賀川市内 C埼玉県越谷市
D愛知県豊明市 E大阪府富田林市 F愛媛県松山市 G福岡県宗像市


〈追跡調査年月日〉
1) 宮城県内 平成23年 11月21日 〜 11月30日
2) 福島県内 平成23年 10月11日 〜 11月30日

〈調査内容〉
・宮城県内
管径 管種 経年 調査箇所
本管 一体
250 HP・VU 1〜7 26 12 38
450 HP 4 1 5
500 HP 2 5 7
700 HP 1 2 3
    33 20 53
・福島県内
管径 管種 経年 調査箇所
本管 一体
150 VU 5   2 2
200 HP・VU 5〜10 11 2 13
250 HP・VU 更 1〜11 10 44 54
400 HP 12 3   3
500 HP 9 4   4
    28 48 76
〈近年の大地震〉
地震名 発生 マグニチュード 最大震度 震源地
兵庫県南部地震 H7 1/17 7.3 7 淡路市
福岡県西方沖地震 H17 3/20 7.0 6弱 玄界灘
新潟県中越沖地震 H19 7/16 6.8 6強 新潟沖
岩手・宮城内陸地震 H20 4/12 7.2 6強 岩手県内陸
東北地方太平洋沖地震 H23 3/11 9.0 7 三陸沖

1.宮城県 平成17年度施工
ø250本管(経年6年) ø700 取付管接合部一体型
2.福島県 平成13年度施工
ø250 取付管接合部一体型(経年10年) ø500 取付管接合部一体型(経年9年)

3.補修材損傷箇所
宮城県 HP ø250 福島県 VU ø250

〈調査結果〉
●宮城県 2市 53箇所
施工物の端部、樹脂が一部剥がれていたのが2箇所有り

●福島県 3市 76箇所
本管、塩ビ管に施工した部分、端部が一部剥がれていたのが1箇所有り

以上、全てを調査した訳ではないが、管路が液状化等による沈下、浮き上がり等の変形が発生しなければ、施工物には、地震の大きさに左右されることは少なく、損傷が出ていないと推測されます。
また、端部の樹脂バリは、除去しない方が、耐久性有り。

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